写真は私が彫った 版木とそれを用いた染めです。 木版を用いた染色には 擦れたり滲んだりして、 大らかでどこか親しみのある 表情が魅力です。 染色の中には高度なテクニックを あまり必要としないけれども 良いものも多く存在します。 染めは技ではなく 楽しむ心が大切だと思います。 この作品は 技術ばかりに凝った染めとは 対極にある美しさがあると 自負しています。 布の組織による凹凸や版木の 柔らかな質感とが相まって 生まれる染めは 素朴で染色の原点を 感じさせてくれます。